ベルトドライブと整備

バイクの駆動には、3種類あります。一般的によく知られているのがチェーン駆動です。世界中にファンがいるハーレーダビッドソンは、ベルト駆動です。ハーレーがこの駆動方法を採用している理由のひとつが、メンテナンス性です。アメリカでは、チェーン駆動のように、クリーニングや給油、調整というような細かい整備を面倒に感じる人が多いのです。

変則時のショックも吸収できるため、走るときに静かなのもメリットのひとつです。メンテナンスの必要がほとんどないと言われているものの、チェックは必要です。リヤタイヤを回して、最も重くなるポイントを探します。オーナーの好みで、チェーン化するケースもあります。チェーン化すると、減速比が変更しやすくなります。チューニングによりノーマルの減速比が合わなくなったら、チェーンを切り長さを調整できます。滑る心配からチェーン化することもあります。

ハーレーダビッドソンは、メーカー側が自信を持って製造しているだけあり、手入れが楽です。ただ、異物が入り込んだりして、突然ドライブベルトが切れることもあります。メンテナンスフリーだと言っても、切れる時は切れるので、日頃から注意してチェックしておくことが大事です。