ハーレーのオイルの大切な役割

ハーレーにとってオイルは命ともいえるほど大切な役割を担っています。ハーレーを整備する際には、オイルについてしっかりと確認を行わなければなりません。基本的な役割としては、一つ目に潤滑が挙げられます。エンジンの中やミッションの中には、様々な構成パーツが組み込まれています。そしてその金属同士がこすれ合っている状態です。これにより金属間で摩擦が生じ、その摩擦によって金属を溶かすほどの熱が発生し、焼き付きの状況を引き起こすことになります。この時に金属同士のわずかな隙間に入り込み、双方の摩擦を減らして、滑らかな動きができるようになっています。

二つ目の役割としては冷却です。エンジンは常に熱が発生している状態で、エンジン内部を循環することで、この熱を冷ます役割も担っています。そしてエンジンやトランスミッション内部の錆の発生を抑える働きもあります。金属の表面に油膜を作ることで、それぞれのパーツが空気や水分に直接触れることを避けることができます。またエンジンの内部には、燃焼の際の燃えかすが発生します。このかすを洗い流してくれる働きも担っています。

このように非常に重要な役割を果たしていますが、現在では各メーカーから様々な商品が販売されています。どれを選べばよいかわからないという人も多いかと思いますが、やはり純正のもの、もしくはそれと同等レベルのものを使った方がよいでしょう。